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トイレに残された「胎児遺体」は、猫だった―。愛知県警愛知署は7日、同県日進市の神社駐車場にある女子トイレで、5日に発見された人間の胎児とみられた体長約7センチの“遺体”が、実際は猫科の動物だったことを発表した。胎児を確認した産婦人科医が判断を誤ったことが原因だが、獣医学の専門家はスポーツ報知の取材に、生命が宿って間もない胎児の場合は「(人と動物を)見間違える可能性はある」と指摘している。
愛知署によると、5日午前10時ごろ、日進市岩崎町の神社駐車場にある女子トイレの個室で、女性参拝客が人間の胎児のようなものを発見し、110番通報した。体長は約7センチで、同署は確認を求めた産婦人科医師から「妊娠3〜4か月目の人間の胎児」との見解を得たため、死体遺棄の疑いもあるとみて調べていた。
しかし、5日夜に調査した検視官が「人間の胎児にしては小さすぎる」と疑問を持ち、血液検査の結果、猫科の動物の胎児と判明した。神社の境内には野良猫が数匹いるという。同署は「お騒がせして申し訳ない。人間でなくてよかった」としている。
ヒトとネコ、確かに同じ哺乳(ほにゅう)類だが、見間違えるものなのか。北里大学獣医学部の武藤顕一郎教授(65)=獣医解剖学=は「初めて聞くケースです」と今回の事例に驚きながらも、やはり同じ哺乳類だけに見分けがつきにくい場合があるという。猫は通常、妊娠63〜70日で約140ミリの子を出産すると解説した上で、「今回のように70ミリなら妊娠37日ぐらい。ちょうど毛が生えるか生えないかぐらいの時期なので、生えていなければ人間の胎児と間違える可能性はある」と話した。
ただ、70ミリという大きさで発見されたことには、動物虐待の疑いを投げかける。「獣医師がメスを入れる時期としても、分娩(ぶんべん)なら早いし、中絶なら遅い。倫理的にも考えられない」とし、「考えたくはないが、もしかすると誰かが興味本位で胎児を取り出し、始末に困ったのかも」と懸念する。
乳幼児が犠牲になる事件が相次ぐ昨今、「人間ではなく猫だった」と聞くとホッとするところだが、猫にとっては気の毒な“事件”なのかもしれない。
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